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色の表現におけるRGBとCMYKの違いについて

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RGB、CMYKという言葉をご存知でしょうか?
印刷や画像修正などでPhotoshopやIllustrator等を日常的にお使いの方には馴染みのある言葉ですが、一般的には聞いたことが無いという方も多いと思います。 RGBとCMYKは、どちらも色の表現法の一種です。

RGBとは

RGBはRed(レッド)、Green(グリーン)、Blue(ブルー)の頭文字をとったもので、この3色は「光の三原色」と呼ばれております。
モニター等で色を表現する為の手法で、上記3色を組み合わせる事で色を表現しています。

光は混ぜると明るくなっていきますので、三原色を全て混ぜた色は真っ白となります。 モニター等は電源を切ったりすると真っ黒になり「色が無ければ黒、全部の色があると白」というのがRGBです。

CMYKとは

CMYKは「色の三原色」と呼ばれるCyan(シアン)、Magenta(マゼンタ)、Yellow(イエロー)の3色にKey plate(キー・プレート)を加えたものです。
キー・プレートは、他の印刷の合わせになる版のことで、通常、文字や図の輪郭を表す黒で印刷されます。
CMYKの"K"がBlue(ブルー)と混同しないようにBlacK(ブラック)の"K"を用いたものであるとか、日本語の黒(Kuro)に由来するという説明は俗説です。

日本の製版・印刷業界では、永らくYMCKという順番で呼ばれていました。これは、日本でオフセット印刷機が導入された初期にガラー印刷していた際の版の順番が、Y版→M版→C版→K版であったことに由来します。 当時はインクの透明度が現在と違い他色を隠蔽してしまう恐れがあったためこの印刷順となりました
現在ではインクが改良されK版→C版→M版→Y版の順で印刷される事が一般できですが「CMYK」と呼ぶ方が一般的です

カラーモードRGBのまま印刷できない?

印刷データ入稿の際、よくありがちなのが・・・

  1. 文字のアウトライン化
  2. リンク画像の付け忘れ
  3. 塗り足し

など、
印刷を手配した事のある誰もが一度は経験のしたことのある不備ではないでしょうか。
また忘れがちなのが画像などのカラーモード(RGB、CMYK)の違いです。

クリエイターからすると画面を見ながらRGBでイメージして 印刷でCMYKとして出力されると色がくすんでしまって残念な結果になることもあります。

RGBデータのまま印刷する為の版を出力する事は可能ですが、それは出力機側のRIP(版分けする為のソフト)側でCMYKの各色に置き換えられます。 全ての色を混ぜると白になるRGBと全ての色を混ぜると黒になるCMYKでは表現できる色の領域が異なります。
特にモニター上で彩度の高い蛍光色に見える様な色はCMYKの4色では表現する事はできないので注意が必要です。

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