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バーコード(JANコード)について

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バーコード(Bar Code)はAIMI(国際自動認識協会)では、 「情報を幅が変化する平行かつ長方形のバーとスペースの配列にコード化する自動認識技術」と定義されています。
簡単に言うと、太さの異なるバーとスペースを組み合わせて文字を作ったものがバーコードで、これをバーコードスキャナーを使って読み取っています。
バーコードは1970年代に誕生しました。今では流通・物流分野をはじめとする様々な領域で使用されています。
JAN(Japanese Article Number)は標準的には13桁の数字を表すバーコードを利用してPOSにおける商品管理を行っております。
なおバーコードの規格には、日本で採用されているJANの他に、アメリカとカナダの統一商品コードUPC(Universal Product Code)、および、EAN(European Article Number)があります。
正確には、JANはEANに属するものであり、EANの内で最初の二桁の国別コードが45または49のものである。

JANコードの構成

一般的に商品等に使用されている13桁の標準タイプ(9桁のGS1事業者コード)構成は下記になります

  1. 国コード(日本の場合は45または49)
  2. メーカーコード(国コードを含めた9桁)
    ※商工会議所や商工会より申請できます。詳しくはお近くの商工会議所や商工会にお問い合わせください
  3. 商品アイテムコード
     001~999の範囲で事業者が任意に設定できます。新しい商品や、仕様が異なる商品は違うコードが必要になります。
  4. チェックデジット
    データの入力ミスを防ぐためにデータの末尾に付加する数字のことで、主にバーコードからの読み取りを正確に行う用途で使われています。JANコードの場合は、一般的によく使用される「ウエイト3-1 モジュラス10」という規格をもとに、計算を行います。

配置するバーコードの大きさ

商品に配置するバーコードの大きさはJIS 規格(規格番号X0507)により定められています。
小さすぎるとレジでバーコードが読み込まないという事もありますのでご注意くささい。

  • 基本寸法(1.0 倍):
    縦25.93mm、横37.29mm(左右に必要な余白を含む)
  • 拡大縮小:
    基本寸法の0.8 倍~ 2.0 倍の範囲で可能
  • 印刷位置:
    商品に印刷しやすく、小売店のPOS システムで読み取りやすい位置に配置する事

縮小しても印刷スペースが確保できない場合は、バーの高さを削ること(トランケーション)ができます。この方法は、JIS規格には定められていませんが、図に示す以上の高さを確保すれば読み取れます。
※ 海外に輸出する商品ではトランケーションはできません。JIS 規格通りのサイズで印刷をしてください。

実際の商品で規格サイズより小さいバーコードを見かける事はございますが、規格より外れるにしたがって実際に読み込む時にリスクがある事をご了承ください。

バーコードのバーに黒以外の色を使っていいのか?

バーコードの刷り色は白地に黒いバーが最適ですが、黒白以外の色も使うことも可能ですが、背景、バーの使う色ともに制限がございます。
なぜ決まりがあるのかといえば、バーコードの読み取りの仕組みに関係があります。バーコードでは反射したところ(白い背景)と光が吸収する部分(黒いバー)を受信してアナログ波形を得ることで数字を読み取っています。
そして、バーコードリーダーは一般的に赤色のLEDやレーザー光を使っていますので、赤い色を吸収しやすい色、例えば、黒、濃紺、濃緑などでバーを作成する必要があります。 逆に赤い光を反射しやすい色(白、黄、橙など)が背景に適しています。 もしバーを赤色、背景を青色というようにするとバーコードは読めなくなりますので、配色にはご注意下さい。
また、バーコードにアミは使わないで下さい。読み取りの間違いが起こる可能性があるので、灰色にしたい場合はグレーの特色使うようにしてください。

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