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DVDの雑学②

メディア DVD制作

今回はDVDに関する雑学に関しお話させていただきます。
CDの正式名称は"Compact Disc"ですが、DVDの正式名称は結論からいいますと"DVD"です
第1世代光ディスクであるCDに対し、DVDは動画を収録可能な第2世代光ディスク「Digital Video Disc」として企画された。
当初はVHSの置き換え需要を主に想定しておりましたが、「用途はビデオだけに限定されない」と指摘を受け、video の代わりに「多用途」の意味がある versatileを用いることで「Digital Versatile Disc」へと変更になった経緯があります。
しかし、一部のメーカーから「Digital Versatile Disc」という名前は分かりにくいので、DVDを略称にせず、DVDのままでよいのではないかという意見が出されDVDが正式名称という事になりました。
先の映像記憶媒体であるビデオテープから「V」と言えば「video」を連想すること、開発に至った経緯などから「Digital Video Disc」も俗称として限定的に使用されています。

DVDの片面1層の容量はなぜ4.7GB

DVDの片面1層の容量は4.7GBですが、なぜこの容量になったのでしょうか?
開発当初、映画業界から「現在のメディアを上回る高画質・高音質で、1枚につき片面133分以上の収録時間」という要求があり、 当時の技術水準との兼ね合いから、VHSビデオテープ方式と同等の画質で133分の録画が可能となる4.7GBとなったようです。

DVDの主な種類(物理フォーマット別)

  • DVD-ROM
    最初からデータが入っていて、中身を見ることは可能ですが、データを書き込むことはできない、読み取り専用のディスクになります。
    プレスしたDVDはこちらにあたります。
    市販のDVDビデオソフトは、このDVD-ROMの物理フォーマットのディスクに映像データがDVD-Videoのアプリケーションフォーマットで記録されたもになります。
  • DVD-R
    DVD Recordable Discの通称で記録型DVDフォーマット。DVD-Rで記録されたディスクは、一般的なDVD-VideoやDVD-ROMドライブでの互換性が高いが、1990年代などの古い初期のDVDプレーヤーだと再生できない場合がある。
    一度だけ書き込みを行うことができ、記録したデータは変更したり、削除したりすることはできません。
  • DVD-R DL
    DVD-Rと同じく、一度だけ書き込みができるディスクですが、違いは容量です。DVD-Rのおよそ2倍の容量である8.5 GB のデータを記録することができます。
    DVD-R DLの「DL」は、Double Layer(デュアルレイヤー)のことで記録層を 2つ持つことを意味します。
    2層式の規格に対応したドライブでないと書き込み・読み込みができません。なお、比較的新しいフォーマットであるため、一部の機器では、再生ができない可能性があります。
  • DVD-RW
    理論上、約1,000回のデータの書き込みや書き換えが可能な DVDです。記録したデータを削除することもできます。容量は1層で4.7GBのものが一般的です。なお、書き込みや読み込みには、DVD-RW対応のドライブが必要になります。
  • DVD+R
    DVD+Rで記録されたディスクは一般的なDVD-VideoやDVD-ROMドライブで再生が可能とされるが、実際にはメディアID(ブックタイプ)がDVD+Rであるため再生できないケースもまれにあります。
    ただし、ファイルシステムの構造がDVD-Rに比べDVD-ROMに近いためROM化を行った場合、DVD-Rよりも互換性は高いと言われています。
  • DVD+R DL
    DVD+R DL (Double Layer) はDVD+Rを発展させたもので、片面に2層記録が可能。DVD-R DLよりも先行して一般市場に出回った。ディスクのメディアIDをROM化することによりDVDプレーヤーでの再生互換性が一般的には高まること言われている。
    オーサリングソフトで1層目と2層目に移る場所でブレイクポイントというものを設定するのですが、-Rでは設定できませんが、+Rでは設定する事ができます。
  • DVD+RW
    DVD+Rよりも先に規格が制定され、DVD-ROMとの互換性のある独自の書き換え可能方式としてDVD+RWアライアンスが策定した。書き込み可能回数は1,000回以上と言われている。

DVDメディアのプラスとマイナスの違い

DVDのブランクメディアを購入する際、「DVD-R」と「DVD+R」の2種類ございます。 「マイナス」と「プラス」二つはどういう違いがあるのでしょうか
DVD-R「DVDフォーラム」で、DVD+R「DVD+RWアライアンス」という団体で策定された規格です。
再生は一部機種を除き相互の機器で可能ですが、録画や記録を行なう場合は、それぞれの規格に対応した機器が必要です。

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