CDプレーヤーやDVDプレーヤーは非常に便利なものとして多くの方に重宝されています。
しかし、ディスクを入れてもうまく再生できない、といったトラブルが起こったことはないでしょうか。
プレイヤーは精密機械のため、使用年数とともに故障のリスクも高まっていきますが、故障の程度や原因によっては自分で対処できる場合もあります。
そこで今回は、不調や故障に対する簡単な対処法をご紹介します。
レンズに原因がある場合
プレイヤー側の問題としては、読み込みレンズの汚れなどによる故障、そしてピックアップの調整がズレていることなどが挙げられます。
- レンズをきれいにする
プレーヤーの使用環境にもよりますが、本体の内部にも意外とホコリや汚れはたまっていきます。
タバコの煙も、プレーヤー内部にヤニがついて故障する原因になるため、機械の近くでの喫煙は控えましょう。 レンズ汚れが原因の場合、よほどひどい汚れでない限りは、市販のレンズクリーニングキットを使用すればきれいなります。
クリーニングキットにも、綿棒などにアルコールなどをつけて拭く方法と、クリーニングディスクを使用する方法があります。レンズを直接拭く場合は、水は使用しないようにしましょう。しっかりと拭き取ったつもりでも、水アカが残りかえって汚してしまう事もございます。
クリーニングディスクを使用する場合は、通常のディスクを読み込ませるときと同様に、トレーに入れて再生ボタンを押すだけで大丈夫です。
量販店などで売られていて入手しやすいため、まずはこの方法から試してみることをおすすめします。 - ピックアップのズレ
レンズ汚れが原因ではないとすれば、多くの場合はピックアップのズレが原因が考えられます。ピックアップとは、ディスクを読み取る際に照射されるレーザーの出力調整ダイヤルで、内部にある調整ネジを回すことで出力を調整しています。
ダイヤルが長年の使用によってズレてしまうことで、正確にディスクからデータを読み込めなくなるのです。
ピックアップを調整するには、本体カバーを開け、内部のネジを直接回す必要がありますが、専門的な知識が必要な上多くのメーカーでは本体の分解を行えば保証対象外となってしまうためメーカーに修理を依頼した方が良いでしょう
ディスクに原因がある場合
ディスク側に問題がある場合の原因としては汚れと傷がもっとも考えられます。
- ディスクの汚れを取り除く
軽い汚れであれば、メガネ拭きなどの柔らかい布で拭き取れば除去されます。油分がついた状態なら、ディスクふき取り用のクリーナーやアルコールをワンプッシュして、すぐに眼鏡拭きでふき取りましょう。
ティッシュ等を使用すると傷がつく恐れがあるので避けるようにしましょう。 - 傷がついてしまった場合
読み込み面についた傷も、正確にデータを読み込めなくなる原因の1つです。読み込み面の表面にはコーティングが施されているため、多少の傷であれば大抵は問題なく読み込むことができます。
しかし、コーティングよりも深い傷がつき、記録層が破損した場合には読み込み不可となってしまいます。
研磨などで復活する場合はございますが、間違った方法だとディスクの重心に狂いが生じ、プレイヤーまでも破損する恐れがございます。個人で修復をされる場合は、必ず市販の研磨機を購入されるなど、しっかりと検証が取れた機材にて行っていただきたいと考えます。