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AMスクリーンとFMスクリーン

メディア 印刷

「AM」と「FM」と聞いて一瞬「今回はラジオの話?」と思われる方がいらっしゃる方がいるかもしれませんが、今回はCTP(印刷の版)による「アミ点の入れ方の違い」のお話です。 あまり一般的ではございませんが印刷の知識としてご覧ください。

AMスクリーン

Amplitude Modulated Screeningのことで、網点の大小により階調を再現するスクリーニングの一方式。網点のサイズが大きければ,それだけ色の濃い部分の階調が再現されます。

インクが紙にのりやすい特性があり、凹凸のある紙や透明素材等への印刷にはこちらが適しています。

網点が規則的に配置されるので、版ズレが発生してもムラが出難いので扱いやすく、一般的な印刷に利用されますが、印刷する絵柄によっては「モアレ」が発生したりする場合があります。

FMスクリーン

frequency modulation screeningのことで、マイクロドットとよばれるごく小さな均一な大きさの点で構成し,画像の濃度に比例した数だけランダムに配置されている。網点に規則性がないためモアレが発生せず、色調が鮮やかで高解像度の印刷を再現することができますが、中間調がザラつき、平アミが綺麗に表現できないなどデメリットもあります。

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