CDやDVDを制作する立場にある方の中には、「CD・DVDの寿命はどれくらいなのか」と疑問を持つ方もいるかもしれません。
また、どのような原因でCD・DVDが劣化するのかを理解しておかないと、知らないうちに劣化につながる行動を取ってしまう可能性があります。
この記事では、CD・DVDの寿命の目安や、劣化する原因、保存に適した方法について解説しています。この記事を読むことで保存に適した方法もわかるようになるので、ぜひご覧ください。
【営業時間】月~金 9:30~18:00
CDやDVDを制作する立場にある方の中には、「CD・DVDの寿命はどれくらいなのか」と疑問を持つ方もいるかもしれません。
また、どのような原因でCD・DVDが劣化するのかを理解しておかないと、知らないうちに劣化につながる行動を取ってしまう可能性があります。
この記事では、CD・DVDの寿命の目安や、劣化する原因、保存に適した方法について解説しています。この記事を読むことで保存に適した方法もわかるようになるので、ぜひご覧ください。
CDやDVDが劣化によって寿命を迎えると、再生ができなくなります。
平均寿命は以下の通りです。
【平均寿命】
好条件で保存できた場合は寿命が長くなります。
なお、DVDについては普及からそれほど年数が経過していないため、寿命に関する不明点が多いのも事実です。
この記事で紹介している寿命は、あくまで目安として参考にしてください。
CDやDVDはどのような原因で劣化していくのでしょうか。主な劣化の原因を3つ紹介します。
書き換えが可能なDVD-RWやDVD-RAMであっても、極端に頻繁な書き換えは劣化の原因になります。
しかし、数回から数十回程度の書き換えでも再生できなくなった場合は、他の要因が関与している可能性が高いと考えられます。
頻繁に書き換えを行う過程で、ディスク面に触れて傷をつけてしまうことも考えられます。
そのため、劣化を防ぐには不要な書き換えを控えることが重要です。
ディスク自体にダメージがあると、再生ができなくなることがあります。
物理的な破損に弱いため、特にディスクの記録面に傷や汚れがついた場合はそれが原因となって再生できなくなることも珍しくありません。
落としたり、傷をつけたりしないように注意しましょう。
よくあるのが、温度や湿度などによる環境ダメージです。
DVDは環境によるダメージを受けやすい性質を持っています。
そのため、たとえば暑い日に窓際や車内など極端に高温になる場所に置くのはよくありません。
ディスク表面部分で化学変化が起こり、再生できなくなることがあります。
できるだけ長持ちさせたい場合は、どのようなことに注意すれば良いのでしょうか。
保存可能な期間を延ばす5つの方法を紹介いたします。
保管する環境に注意しましょう。特に避けたいのが、高温多湿の環境です。保存に適した環境の目安としては、温度が20度以下、湿度は80%以下とお考えください。
また、急激な温度変化もよくありません。よくあるのが、車のダッシュボードに入れっぱなしにしてしまうケースです。朝晩は冷え込み、日中は高温になる環境が繰り返されると、数ヶ月程度で寿命を迎えることもあります。
安定した環境で保存できるようにしましょう。手間ではありますが、毎回車から降ろすようにしたり、車内では他の方法で音楽を聴いたりするなどの対策をとるのも一つの方法です。
加えて、ご自身でCDやDVDをプレスして在庫を保管する場合も同様に高温多湿な場所を避ける必要があります。温度や湿度が与える影響を知らず、適さない環境で保管してしまった場合は、すべて再生できなくなるトラブルも考えられるので、注意しましょう。
場合によってはトランクルームなど、保管に適した環境を利用することもおすすめします。
CDやDVDは、レーザー照射をすることで色素に化学変化を起こし、データを記録するものです。
直射日光があたる環境下に置いてしまった場合、盤面部分で化学変化が起こり、データが破損する可能性がございます。
また、直射日光による熱の影響で反りやゆがみが発生すると、これも致命傷になるので十分注意が必要です。
CD・DVDをむき出しの状態で置いておくと傷が付きやすくなるので、ケースに入れて保管しましょう。
ケースの中には不織布でできたものもあります。
ただ、不織布タイプの保管ケースは湿気を溜め込む性質を持っているので、保存ケースとして適しているとはいえません。
また、取り扱い方によっては、不織布の繊維がディスクを傷付けてしまう可能性もあります。
そのため、可能であれば不織布ではなくプラスチック製のケースに保存しましょう。
CDやDVDのメンテナンスで活用したいのが、クリーナーです。
裏面に指紋やホコリなどが付着してしまった際、ティッシュで拭き取っている方もいるのではないでしょうか。
ですが、ティッシュは繊維が固いこともあり、ディスク表面を傷付けてしまう可能性があります。
そのため、市販のクリーナーかメガネ拭きのようなやわらかい布を使ってメンテナンスすることが重要です。
プラスチック製のケースに入れたCD・DVDは、立てた状態で保管するのがポイントです。
横に置いて積み重ねる形にすると、下のほうにあるケースに大きな負荷がかかってしまう恐れがあります。
場合によってはディスクが曲がることもあるので、注意しましょう。
いかがだったでしょうか。CDやDVDの保存可能な期間に関することや、正しい保管方法について紹介しました。
どのように取り扱えば良いのかについてご理解いただけたのではないでしょうか。
正しく取り扱っていれば10年以上もつCD・DVDであったとしても、不適切な方法で保管すると、短期間で寿命を迎えてしまう恐れがございます。
特にご自身でCD・DVDをプレスしてそれを保管する予定の方は注意しておかなければなりません。
ディスクファクトリーでは、質・スピードの両面にこだわり、CD・DVDのプレスを行っています。プレスに関することはワンストップで総合的にお任せいただけるので、ぜひご相談ください。
営業時間:月~金 9:30~18:00