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CDとハイレゾの音源

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オーディオ機器の話をすると“ハイレゾ音源”の話題がよく聞かれるようになりました。その一方で、“自分にはハイレゾを聞き分けることが出来るのだろうか?”という疑問を持たれるかたも・・・・
以前「音楽CDの規格」人間の可聴領域の最高周波数は20kHzを表現というお話をさせていただきました。
また歳を取ると次第にその上限が低下します。
ハイレゾ音源の周波数帯域は20kHzを大きく上回りまが、果たして20kHzを超える音域に意味はあるのでしょうか?

人間はどのようにして音を聞き、それを知覚しているのでしょうか?

耳は、外側から「外耳」、「中耳」、「内耳」に分けられます。外から耳に入ってきた音(空気の振動)は、外耳道を通って、中耳にある鼓膜を振動させます。
鼓膜に生じた振動は、それに接した三つの小さな骨によって構成されている耳小骨はテコの働きによって増幅され、内耳にある蝸牛(かぎゅう)の薄い膜を振動させます。
その振動が蝸牛の中を満たしているリンパ液に伝わり、そのリンパ液に浸されている蝸牛の基底膜が揺さぶられます。
このとき、高い周波数では蝸牛の入口のほうだけが振動し、低い周波数では奥のほうまで振動します。基底膜の上には、機械的な振動を電気信号に変換するトランスデューサーの役割を持つ有毛細胞が並んでいて、これが揺り動かされるとその振動の振幅に応じて電気信号を発し音として認識しております。

可聴領域外の音は認識できない?

人間が単独で音として感じることのできる空気振動の周波数の下限は、20Hzと言われていますが、それよりも低い周波数を音として知覚することはできません。しかし、大型ダンプカーの走行音や風車の風切り音などに含まれる人には聞こえないはずの超低周波によって、不快感や健康被害が生じるという報告もあります。
また、上限は20kHz(20,000Hz)、個人差・年齢差はあるものの大抵の人で15kHz程度であると言われております。
耳小骨が機械的なフィルタとして作用して、20kHzを超える周波数成分が内耳に伝わるのを遮断しているため、聞こえる周波数の上限は20kHzを上回らないのですはずなのですが、単独では聞こえない超高周波が可聴音と共存すると、快感・感動を司る中脳や前頭前野の局所脳血流が増大し、その活性を高めることをが研究で発見されました。
これらの効果を総称して「ハイパーソニック・エフェクト」と呼ばれています。
参考:「ハイパーソニック・サウンド」とは?(環境省自然環境局国立公園課国立公園利用推進室)

まとめ

すこしでも良い音楽を聴きたいと思うのは当然なのですが、ハイレゾ音源はプロエンジニアでも正解率49.8%というお話も聴きます。
音源にこだわるのも大事ですがまず再生環境を見直してみるのも一案だとおもいます。
参考:192kHz/24bitのハイレゾ無圧縮音源は本当に聴き分けられるものなのか? – GIGAZINE

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