CDアルバムのベストな収録時間は？

音楽CD（CD-DA）の規格での収録分数は74分（最大で80分）というお話は以前のブログ（音楽CDの収録時間は？）で紹介させていただきました、1曲の平均が4分弱とすると単純計算では18曲入る事になります。最適な収録分数、曲数というものは存在するのでしょうか？

作業用のBGMなどではなく、楽曲の細かいところまで聴いて欲しいと思った時、聴く人の集中力というものも考慮して作ってみるのも1つの案ではないでしょうか。
人の体内には15分・45分・90分というリズムが備わっていると言われております。 集中力も深い集中であれば15分と言われており、最大持続時間も90分間が限界だと言われています。
大学の講義が90分間で区切られているのは、そうした合理的な理由からだと言われておりますが、実際90分間集中する事は至難の技です。
集中が続かず、講義中にウトウトしてしまった経験も学生時代にはあったのではないでしょうか。
また歳を重ねればなおさらです。自律神経の働きが相対的に落ちてきますから、そこで45分間。これなら誰でも集中できます。
1曲の平均が4分弱とすると11〜12曲程度が集中して聴くには適しているのではないでしょうか

アナログレコードは片面約20分で両面約40分というのは偶然なのかもしれませんが音楽鑑賞という点では適していたのかもしれません

CDアルバムの曲順にはセオリーがある？

最近はダウンロードなどで1曲ごと購入できますが、アルバムの曲順を決める際、定番というのはあるのでしょうか
アーティストごとに、こだわりはあると思いますが一例として紹介させていただきます。

1. イントロが少し長く、アルバムをイメージした印象に強く残る曲
   1曲目は試聴でも聞かれる事が多いので、そこでイントロもそこそこにすぐ歌に入ってしまうと、聴いてる側はびっくりしていまします。でも聴いてる人を引き込むような、インパクトの強い曲。 次の曲も聴いてみようかな、と思わせる事が大事です。
2. キャッチーな曲
   2曲目は一曲目の勢いを殺さずキャッチーな曲や挿入曲的な存在を持ってくる事が多いです。
3. 有名な曲
   3曲目にそのアーティストで一番知られてな曲を持ってきます。シングルカットされている曲など「これなら聴いたことある！」という曲を持ってくると安心感を与えます。
4. このアルバムのメイン的曲
   3曲目に一番知られている曲で4曲目が実は一番大事で、このアルバムのメッセージ性の強いものやバラード等でリスナーの心を掴むような曲を入れて4曲目以降も聴いてもらう、