バンドや個人で曲を作ったら、ぜひ多くの人に聴いてもらいましょう。その時に検討したいのが、CDの自主制作です。
ただ「どの程度の費用がかかるかわからず、なかなか検討できない」という方もいるのではないでしょうか。
そこで、CDを自主制作しようと考えている方のために、費用の目安を紹介します。この記事を読むことによってCDを自主制作する方法と、どういったことにどの程度の費用がかかるのかがわかるようになるので、ぜひご覧ください。
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バンドや個人で曲を作ったら、ぜひ多くの人に聴いてもらいましょう。その時に検討したいのが、CDの自主制作です。
ただ「どの程度の費用がかかるかわからず、なかなか検討できない」という方もいるのではないでしょうか。
そこで、CDを自主制作しようと考えている方のために、費用の目安を紹介します。この記事を読むことによってCDを自主制作する方法と、どういったことにどの程度の費用がかかるのかがわかるようになるので、ぜひご覧ください。
CDを自主制作する方法は、大きく分けてプレス業者に依頼するか、自宅で手焼きする方法の2種類です。それぞれ紹介します。
プレス業者とは、スタンパーと呼ばれる金型の原盤を作り、それを使って大量にCDを生産するCDプレスを行っている業者のことです。基本的に100枚単位などまとまった数で料金が設定されているので、それなりの枚数を作りたいと考えている場合に向いています。
また、完パケと呼ばれるプランが用意されており、CDのプレスだけではなく、印刷や梱包まで一括で行ってもらうことも可能です。お店で売られているのと同じ状態になって手元に届くため、仕上がりにこだわりたい方に適しています。 ただし、手焼きと比較すると、費用が高くなります。なお、国内プレスよりも海外プレスのほうが費用を抑えることが可能です。
100枚以上作る予定がない場合や、まずは手軽にできる方法を試したい方に向いているのが、自宅での手焼きです。一枚ずつCDを自分で作成します。
音楽データが入っているパソコンに空のCDを挿入し、データを書き込む作業を行います。 CDにデザインを印刷したり、ケースに入れるジャケットを作成したりして、プラスチックケースに梱包します。自分で行うため手間はかかりますし、CDに印刷できるプリンターも必要です。 しかし、数枚程度の制作であれば、プレス業者に依頼するより費用を抑えられる点が特徴です。
CDを自主制作するにあたり、どの程度の費用がかかるのか確認しておきましょう。
ここでは、レコーディング費用とブックレットのデザイン費用、プレス費用について解説します。
レコーディング方法によって、費用は大きく変動します。 自宅にレコーディング環境が整っていれば、費用はかかりません。 一方、レコーディングスタジオを利用する場合は、時間ごとの料金が発生します。バンドの場合、メンバー数によって録音にかかる時間が異なりますが、3人で4~6時間、4人で6~8時間、5人で8~10時間程度が目安です。
ボーカルのみの録音であれば、1時間程度で済むこともあります。 費用の目安は1時間で4,000~5,000円程度、1日がかりで8~10時間程度かけて行う場合は40,000~50,000円程度です。 また、レコーディング後にはMixやマスタリングの費用も考慮する必要があります。両方を依頼する場合、1曲あたり25,000円程度、マスタリングのみなら1曲3,000~5,000円が相場です。
ブックレットとは、CDに添付する数ページの冊子のことをいいます。歌詞やCDのタイトル、アーティストの写真などが掲載されるものです。
こちらも、どの程度こだわるかによって費用が変動します。自分でデザインできれば費用はかかりませんが、依頼して2~4ページほどのブックレットを作成する場合、デザインのみで30,000~40,000円程度が相場です。
手焼きではなく業者にプレスを依頼する場合、枚数に応じた金額が発生します。費用の目安は100枚で50,000円前後です。
大量生産を行うほど1枚あたりのコストは安くなりますが、販売する際には実際にどの程度購入していただけるかを考慮し、枚数を検討する必要があります。
CDの制作には費用がかかることをご理解いただけたかと思います。しかし、工夫をすれば費用を抑えることも可能です。
ここではおすすめの方法を2つ紹介します。
費用を抑えるためには、各種デザインをデザイン会社ではなく、個人に依頼すると良いでしょう。デザイン会社に依頼する場合と比較して大幅に費用を抑えられます。
例えば、ブックレットのデザイン費用の目安が2~4ページで30,000~40,000円程度と紹介しましたが、個人に依頼すれば、それよりも大幅に安く引き受けてもらえる場合があります。
ただし、デザインを依頼する際には、印刷時に使用するテンプレートを渡し、印刷可能な状態でデザインしてもらうことが重要です。
なお、デザインを依頼するのはブックレットだけではありません。
例えば、CD自体のデザインや、CDケースの下に入れる印刷物であるインレイ(リアジャケット・バックカード)のデザインも必要となります。
これらをすべてプロに依頼すると、費用が大きくなることも少なくありません。 個人に依頼する際は、SNSやスキルマーケットを活用するのが良いでしょう。
デザインが得意な知り合いがいれば、その人に依頼するのも一つの方法です。
自宅のプリンターで印刷を行う場合、意外と高くつくのがメーカー純正のインク代です。
確かに純正インクは品質が高いですが、大量に印刷する場合、インク代がかなりの負担になることがあります。
そこで、質の良い互換性インクの使用を検討すると良いでしょう。
良質な互換性インクであれば、純正インクと比較して大幅に品質が低下することなく、インクの購入費用を抑えることが可能です。
いくらでCDを販売するのかを検討しましょう。以下のような要素を考慮して金額を決定することになります。
生産枚数が多いほど1枚あたりの単価は安くなります。そのため、何百枚、何千枚と大量に作る予定がある場合、1枚あたりのCD費用を抑えて安く販売することが可能です。
何枚制作するかではなく、何枚売れるのかを基準に考えましょう。
付加価値が高いものほど、強気の価格で販売できます。
例えば、ブックレットにしか掲載されていない写真や、何らかの特典を封入するなどの工夫です。多少価格が高くても、それ以上の付加価値を感じてもらえれば、手に取ってもらえる可能性が高まります。
CD販売だけでなく、配信を行う場合は、配信価格も考慮して設定しましょう。配信価格が極端に安い場合、CDを手に取ってもらえない可能性があります。
CD制作にかかった経費を計算し、赤字にならない価格を設定しましょう。CD制作の経費だけでなく、流通にかかる手数料も考慮する必要があります。 例えば、ショップで販売する場合、1枚あたり30~40%程度が手数料として差し引かれることが多いです。
経費や販売手数料、割れ・破損などで販売できない可能性も考慮しましょう。販売利益は、CD価格の半分程度に設定しておけば、経費を考慮しても赤字を避けられる可能性が高くなります。
自主制作したCDをどのように販売するかを検討しましょう。代表的な選択肢は、手売りとインターネットを通じた流通です。それぞれについて解説します。
ライブを行っている場合、その場で手売りすることで楽曲に興味を持っていただいている方が購入してくれる可能性が高いです。その他にも、CDを販売できるイベントや即売会があります。
即売会で直接販売する際には、商品を並べるスペースの装飾にもこだわると良いでしょう。興味を持っていただけるよう、価格などを大きく表示しておくことが重要です。 自分で販売する際には、興味を持っていただいた方に直接声掛けするのも効果的です。ただ待つだけではなく、積極的に売るための工夫をしましょう
インターネットでもCDを販売することができます。自主制作CDを取り扱うショップを利用する方法もありますが、自分でネットショップを開設すれば販売手数料を抑えることができます。
専門的な知識がなくても、Webショップサービスを利用すれば簡単に開設可能ですので、検討してみてください。
CDを自主制作する際にかかる費用について紹介しました。費用の目安や、できるだけ安く抑える方法もご理解いただけたと思います。どの程度の費用がかかるかについては、早い段階で確認しておくことが重要です。
ディスクファクトリーでは、CDプレスを低価格でご提供しています。納期や予算に合わせて国内プレスだけでなく海外プレスも選択できますので、ぜひご利用ください。
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