音楽活動を行っている方であれば、一度はCDを作りたいと考えたことがあるのではないでしょうか。
たくさんの使用を作る場合、CDプレスを検討していくことになります。
ここでは「CDプレスとはどういったもの?」といった疑問を抱えている方のため、おさえておきたい基本や必要なもの、おすすめの業者などを紹介します。
この記事を読むことで業者選びのポイントも分かるようになるので、ぜひご覧ください。
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音楽活動を行っている方であれば、一度はCDを作りたいと考えたことがあるのではないでしょうか。
たくさんの使用を作る場合、CDプレスを検討していくことになります。
ここでは「CDプレスとはどういったもの?」といった疑問を抱えている方のため、おさえておきたい基本や必要なもの、おすすめの業者などを紹介します。
この記事を読むことで業者選びのポイントも分かるようになるので、ぜひご覧ください。
CDプレスとは、スタンパーと呼ばれる金型である原盤を作り、その原盤からまとまった数のCDを生産する方法を指します。
以前は1,000枚以上のプレスでなければ業者に依頼できないのが一般的でしたが、現在では100枚程度から制作できる業者も増えています。
そのため、個人でレーベルを立ち上げ、プレスしたCDを流通させる事例も増えています。
なお、CDプレスとコピーは異なる方法です。コピーとは、CD-Rディスクにデータを焼き付けて複製することを指します。CDプレスと比較すると互換性が低く、音質が劣化することや長期保存に向かないことがデメリットです。
一方、CDプレスは原盤を使用して物理的に凹凸を形成しデータを刻むため、音質の劣化が抑えられるほか、長期保存にも対応可能です。高品質な形でCDを量産したい場合は、プレスを検討するのがおすすめです。
関連記事:CD・DVDプレスとコピーの違いについて
業者にCDプレスを依頼するには、マスター音源、盤面やジャケット用の印刷データ、必要に応じて作品番号やJANコードが求められます。
それぞれ解説します。
必須となるのは、音源を収録したマスター音源です。
複数の楽曲を収録するシングルやアルバムの場合は、すべての音源をフル再生し、問題がないことを確認したものを用意してください。
可能であれば複数の再生環境で再生し、問題がないことを確認することをおすすめします。
データを用意する際は、CD-Rで対応可能です。ただし、CDプレス用マスターのデータ形式であるDDP(Disc Description Protocol)形式で納品する方法も選択できます。
DDPは音楽CDの構成情報を個別に保存できる形式ですが、再生を確認するには専用のプレイヤーが必要です。
マスター音源は、問題がないことを確認したうえで提出する必要があります。専用のプレイヤーを用意できない場合は、CD-Rでの納品を選択してください。
盤面やジャケット用の印刷データも作成して入稿する必要があります。
デザインの作成にあたっては、モニター上で見る色と印刷後の発色が異なる点や、文字化けを防ぐためにアウトライン処理を行う必要がある点など、いくつかの注意が必要です。
デザイン制作には専門的な知識が必要なため、自身での対応が難しい場合はデザイナーへの依頼を検討してください。
近年はココナラやランサーズなどのマッチングサービスを利用し、個人的に盤面やジャケット用の印刷データデザインが可能な人材とつながることもできます。
プロに依頼すると費用が高額になる場合がありますが、費用を抑えたい場合はデザインを得意とする個人への依頼を検討することをおすすめします。
ただし、盤面やジャケットのデザインは製品の質を大きく左右する要素であるため、慎重な検討が必要です。
なお、CDのプレス会社の中には、有料でデザインの作成に対応しているところもあります。
完成したCDを店頭に並べたい場合は、作品番号とJANコードを用意する必要があります。
作品番号で一般的なのは、英字と数字を組み合わせる形式で「ABCD-0001」のように自身で作成する方法です。
JANコードとはバーコードを指します。取得するにはGS1JAPAN 一般財団法人 流通システム開発センターへの登録が必要です。
JANコードの取得は特に難しい作業ではありません。
インターネット上から登録申請を行い、商品情報を入力してJANコードの設定・登録を行います。その後、商品のパッケージなどにJANコードを印刷します。
プレス業者によっては取得代行を依頼することも可能ですが、個人でも対応可能な簡単な作業であることや、代行料が発生するケースが多いことを考慮すると、自身で対応することも検討してください。
おすすめのCDプレス業者を5つ紹介します。
どの業者を選ぶべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
品質と価格のバランスを重視したサービスを提供しています。
国内外の生産ネットワークを整備しており、柔軟で迅速な対応が可能です。
小ロットから大量枚数まで対応可能で、短納期にも対応しています。
予算や希望に合わせて最適なプランの提案も行っているため、CDプレスを初めて依頼する方も安心して相談できます。
プレスに関する作業をワンストップで対応しているため、各工程で複数の業者に依頼する必要がありません。
品質とコストのバランスに優れたディスク製造を提供している会社です。
CDプレスでは、フルパッケージ製造のほか、特殊フルパッケージ製造、2枚組フルパッケージ製造、バルク製造に対応しています。
特殊フルパッケージ製造では、デジトレイの4パネルおよび6パネル仕様の製造も依頼可能です。
台湾の大手工場での海外CDプレスに対応しているほか、国内プレスでは印刷、プレス、アセンブリ、発送まですべて日本品質で提供しています。
CDやDVDに加え、Tシャツ、缶バッジ、アクリルグッズ、タオル、クージー(缶やペットボトルの保冷・保温カバー)などの制作にも対応しています。
音楽シーンに特化したCDプレスやジャケットのデザイン、ダウンロードカード、配信用ジャケット、Tシャツやステッカーなど、幅広く対応している会社です。
デザインから生産までを一括で対応できます。
これらを一括で依頼することで、統一感のある仕上がりが期待できます。
デザインについては専門的な知識が必要ですが、デザイナー目線でアドバイスも行っています。
コストパフォーマンスと品質を重視したCD・DVDの制作を行っている会社です。
CD・DVD以外にも、ジャケット印刷やフライヤー印刷などを少部数から対応しています。
無料サンプルが用意されており、実際に印刷・製造された製品を確認してから検討できます。
また、100円ごとに1ポイントが進呈され、次回注文時に1ポイント=1円として利用可能です。
CDプレスに対応している業者はさまざまです。
その中からどの業者を選ぶべきか迷うこともあるでしょう。
業者を比較する際は、以下の4つに注目してみてください。
まず考えなければならないのが、予算に関することです。
どれだけ魅力的なCDプレス業者であったとしても、予算の範囲内に収まらなければ検討できません。
事前にプレス枚数を検討し、プレス業者での費用を確認しておきましょう。
ジュエルケースのようなプラスチック製ケースを使用するか、紙製ジャケットを選ぶかで費用が大きく変わります。
早い段階から検討を始めることが重要です。
希望している納期がある場合、その納期に間に合うかを確認しておく必要があります。
例えば、イベントに合わせてCDを発売する場合は、長期納期が必要な業者では対応が難しい場合もあります。
また、特殊加工や各種校正を依頼する場合、納期が延びることもあるため余裕を持って依頼することが大切です。
追加費用を支払うことで、納期の短縮に対応している業者もあります。
どのようなメニューが用意されているかも確認しておきましょう。
たとえば、色校正を依頼する場合は、その対応が可能な業者を選ぶ必要があります。
事前にどのような形でCDを仕上げたいかを明確にしておくことで、必要なメニューを判断しやすくなります。
CDプレスはコピーと比較して高品質なのが特徴ですが、CDプレスであればどの業者に依頼しても必ずしも高品質とは限りません。
サンプルを用意している業者の場合は、先にサンプルを取り寄せて確認するのがおすすめです。
CDプレスを依頼する際には、以下のポイントに注意が必要です。
ここでは、おさえておきたい4つのポイントを紹介していきます。
CDプレスでは、帯やジャケットに使用される紙の厚さを確認することが重要です。
特に紙ジャケットを選択する場合、紙が薄いと耐久性が低く、すぐに損傷する恐れがあります。
また、薄い紙を使用すると安価に見えるため、「費用を抑えた」「予算がなかった」と判断される可能性があります。
ただし、一般的には紙の質が向上するほど費用も高額になるため、予算とのバランスを考える必要があります。
紙に施せる加工も確認しておきましょう。対応可能な加工はプレス業者によって異なります。
ニスやPP加工などを施すことで紙の仕上がりが変わるため、仕上がりイメージを業者と共有することが重要です。
ジャケットやCD盤面のデザインを作成する際には、事前にテンプレートを確認する必要があります。
各業者でテンプレートが用意されているため、どのように作成すべきか確認しましょう。
印刷では、画面上で見た色と仕上がりの色が異なることがあります。
特に、パソコン画面でのRGBカラーと印刷物で使用されるCMYKカラーでは色の表現領域が異なるため、仕上がりがくすむ場合があります。
最初からCMYKカラーでデザインを作成することで、仕上がりイメージに近づけられます。
納期がどの程度かかるかは必ず確認しましょう。
料金が低い場合、海外プレスである可能性が高く、国内プレスに比べて納期が長くなる傾向があります。
プレスは国内または海外で行われています。
主に人件費が低い国に工場を構えてプレス作業を行うのが一般的です。
海外プレスは一般的に料金が安く設定されているものの、納期が長いのが特徴です。
台風や税関のトラブルなどが起こった場合は、予定よりも長引いてしまう可能性があります。
そのため、希望の納期が迫っている場合は国内プレス、納期に余裕がある場合は安く済ませられる海外プレスを選択すると良いでしょう。
品質はどちらも大きく変わりません。
業者にプレスをお願いする場合、どの程度の費用がかかることになるのでしょうか。
具体的な料金は、プレスする枚数によって異なります。
例えば、ジャケット(2P)、オビ、バックインレイのセットの場合の国内プレス料金相場の目安は、以下の通りです。
枚数 | 料金相場 |
---|---|
100枚 | 50,000~100,000円 |
300枚 | 60,000~120,000円 |
500枚 | 70,000~140,000円 |
1000枚 | 100,000~200,000円 |
CD・DVDのプレス業務を行っているディスクファクトリーの制作事例を紹介いたします。
味のある発色にこだわり、コート紙にマットニスでコーティングを施して仕上げた事例です。
細かい部分はお客様の仕様にカスタマイズ対応いたします。
いかがだったでしょうか。CDプレスを行うにあたり、おすすめの業者や、業者選びのポイントについて紹介しました。
安いものではないので、慎重に業者選びをして納得いくCD制作につなげましょう。
CDプレスに安さと品質の高さの両方を求めているのであれば、ディスクファクトリーまでご相談ください。プレス工場直結で費用を抑えているほか、スピーディーな対応が可能です。
デザインパックも用意しているので、ぜひご利用ください。
1曲のみの配信であればミックス作業のみで対応できる場合もあります。
しかし、マスタリングが必要なケースでは不可欠な作業です。納得のいく楽曲に仕上げるためにも、必要に応じてマスタリングを行うことが重要です。
CD・DVDプレスを手掛けるディスクファクトリーは、プレス工場に直結しているため、高品質な製品を低価格(税込)で提供しています。CD・DVD制作全般に対応していますので、ぜひご相談ください。
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